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「NPO新時代 市民性創造のために」出版記念会

2009.01.30 Fri


田中弥生さんの著書「NPO新時代 市民性創造のために」の出版記念会が開催され参加してきました。

NPO新時代―市民性創造のためにNPO新時代―市民性創造のために
(2008/12)
田中 弥生

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私がはじめて田中さんのことを意識したのは、前著「NPOが自立する日」を読んだときでした。
じつは、それ以前にも田中さんの著書は持っていたのですが、「NPOが自立する日」のインパクトは大きいものでした。

NPOが自立する日―行政の下請け化に未来はないNPOが自立する日―行政の下請け化に未来はない
(2006/10)
田中 弥生

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資金獲得の手段として行政の委託事業を受けることが多いNPOの世界ですが、それがやがて下請け化し、自らの存在価値をなくしてしまうのではないか…。
NPOの世界の一員として当時感じていた危機感を具現化してくれた本だったからです。

後にも先にもはじめて、私は読んだ本の著者にメールで感想を送りました。
思いがけずお返事をいただいて、その後も、時折、メールをやりとりさせていただくことがあり、今回の参加となりました。

こんな風に表現するのは失礼かもしれませんが、第一印象は楚々とした華奢な田中さんなのですが、じつはとてもファイターのような気がします。
大学の先生然とした研究者の姿というよりも、むしろNPOの世界の活動家のような印象があります。

本からは、研究成果を発表しました、ということにとどまらない、使命感のような思いが伝わってきます。

NPO法制定から10年が過ぎ、さまざまに総括されています。
NPOが社会に提供する役割としてドラッカーが挙げた二つのうち、NPOならではの使命感に裏打ちされたサービスの提供による「生活の質の向上」は、一定の評価ができると田中さんはいいます。

一方で、寄付やボランティア活動を通じた「参加機会」を提供することで「市民性を創造する」というもうひとつの役割は、ないがしろにされているのでは、ということに警鐘をならしているのが今回の本です。

収益をあげることを第一義に考えれば、寄付を募ることもボランティアとともに活動することも、非効率的であるため、事業に重きをおくNPOにとっては、そこに力を注ぐことに価値を見出せず、結果、市民性創造の役割を果たしていないのではないか。

実際、事業を行うということだけを考えれば、少数精鋭のスタッフが事業運営に専念し実施するほうが、楽だし効率的です。
なのですが、それでは、なぜNPOという形態を選んだのかということです。

その活動の根底にはミッションがあり、
その活動に参加する人が増えることで、賛同者を増やし、ミッション達成につなげていくことが大切だということです。

日々の活動とそれを維持していくための事業の推進の中で、ともすれば効率化を考える方向に傾きがちな現状を、もう一度考えるきっかけになる本だと思います。

こういう挑戦的な本を出す田中さんのアンテナは、次にはどこに向かうのか、これからも追いかけてみたくなりました。

gakushikaikan.jpg
写真は「ブログにのせなさいね」と一緒に参加したHさんが撮影した写真。
ちゃんとのせましたよ^^;
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