「まちの居場所づくりフォーラム」(保育付)いよいよ6日(土)です
2014.09.01 Mon

マイスタイルでは8月後半から9月初旬にかけて、講座・イベント月間に突入しています。
その中でも、マイスタイルが長く温めていた大切なテーマのイベント「まちの居場所づくりフォーラム」(9月6日土曜日開催) http://mystyle-kodaira.net/cat3/post_72.html
が、いよいよ6日(土)の午後、開催です。
小さな子どもさんを持つママにも参加してもらえるように、今回、念願の保育もつけることができました。
このイベントを企画した背景について、少し長くなりますが、お読みいただけると嬉しいです。
いま、さまざまに居場所づくりが始まり、コミュニティスペースが生まれています。
フォーラムでは、その中でも、課題解決、地域コミュニティづくりに取り組む事例を中心に企画しました。
軽やかでスタイリッシュな取り組みとは少し違うかもしれませんが、まちに暮らしていると直面する課題を、自分たちの創意工夫で、楽しげに解決している事例からは、地に足の着いた、生活とつながる、未来への希望を感じることができると思います。
フォーラムのゲストは3人。
いずれも、地域に根ざした居場所づくりに大きなヒントを与えてくれる人です。ほんとに、それぞれの方たちのお話を聞いていただきたい方たちです。
補足説明します。
【基調講演 山根真知子さん】
生協パルシステム東京(当時は東京マイコープ)の理事長をつとめたあと、NPOの中間支援組織で活躍。
2000年頃、日本ではまだあまり浸透していなかったファンドレイジングの考え方をいち早く紹介するセミナーを運営したり、颯爽と活躍されていました。まだ主婦だった私は、山根さんにあこがれてNPOの世界で生きることを決めて今に至るという、私の進路に大きな影響を与えた方です。
現在も女性の起業支援、高齢者支援、被災地支援など幅広い分野で活躍されていますが、現場主義であり、行動する人です。
現場に深くかかわり、そこから得た知見をわかりやすく力強い表現で語り部となってくださる力のある方です。
以下のコミュニティカフェの著書もお持ちです。
![]() | コミュニティ・カフェをつくろう! (2007/12) WAC 商品詳細を見る |
【事例 のらうら 桑原静さん】http://noraura.jimdo.com/
のらうらと聞くよりも「100歳まで働けるものづくり工房」ババラボと聞くほうが、ピンとくる方が多いかもしれませんが、今回はババラボではなく、のらうらにスポットをあてます。
のらうらとは、ババラボが入居している一軒家のことです。
1Fはババラボ、2Fはレンタルサロンとシェアオフィスという一軒を丸ごと活用して仕事づくりに取り組んでいます。
お隣は、コミュニティカフェのら。こちらも一軒家なのですが、じつはこの2軒の大家さんは同じ人です。
2軒は、協力して「鹿手袋新聞」(住所が鹿手袋町なのです。可愛い名前でしょう?)を発行したり、夏祭りなどのイベントを開催したり、ご近所コミュニティのハブのような役割も果たしています。
まちには空き家がどんどん増えていて、一方で居場所を作りたいという人も増えていますが、貸すことをためらう大家さんと、居場所運営の力が足りない地域住民というなかで、うまくマッチングが進んでいるとはいえません。
では、
桑原さんと大家さんの出会いはどうだったのか。
なにが、大家さんの気持ちを動かしたのか。
どうやって地域のオアシスのような居場所を創ることができたのか。
そこをお聴きしたいと思います。
【事例 ユーアイネット柏原 小澤浩さん】http://www.sayama-ui.net/
高齢化したかつてのニュータウン、いまオールドタウンの団地の再生を目指して、外へ原因・解決を求めるのではなく、自分たちの暮らすまちは自分たちで支えることを決めて、平均年齢70歳のNPO法人を、地域の志をともにできる仲間とともに立ち上げた方です。
オールドタウンとなってしまった団地に併設した商店街は、その多くがシャッターが降り、喫茶店もなく住民同士がお茶を飲んだり集まれる場所もない。
子どもの声も聞こえなくなってしまった。
買い物は車で出かけなくてはならないけれど、高齢化に伴いそれも難しくなり、買い物難民。
ちょっとした家の修理や庭木の剪定も、からだがきつくてできなくなる…。
そんな全国どこのまちでも生まれている課題を、このNPOはコミュニティビジネスの手法で解決しています。
まず降りていたシャッターをあけてコミュニティカフェを開店させました。
生活サポート事業も、スタートさせました。
サービスを受ける人も、提供する人も、ご近所の住民同士です。
子育てママにも気軽に来てほしいと、カフェの2Fには授乳やおむつ替えのスペースも設けています。
学校帰りの子どもたちが立ち寄る場所にもなっています。
お互いがご近所の顔見知りだからこその、わきあいあいとした暮らしが、団地に復活しています。
NPOメンバーは地縁の自治会にも関わっている人たちですが、自治会ではできない事業を、自治会発NPOとして力強く楽しく誇りを持って運営しています。
これからどこにでも始まるだろう課題解決に取り組んだ事例として、ぜひお聞きいただきたいと思います。
お申し込みはこちらのフォームからです。
https://pro.form-mailer.jp/fms/29a0b37662674
スポンサーサイト