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会社でもっとワールドカフェ

2010.03.28 Sun

昨日は久し振りに良いお天気でしたが、またあやしい空模様ですね。
サクラももう少し先のようで、入学式の頃がきれいかなぁ…。

さて、昨日二回目のワールドカフェセミナーに参加しました。

昨日のワールドカフェセミナーのテーマは「会社でもっとワールドカフェ」。

ワールドカフェはNPOなどのソーシャルな活動にも有効な手法ですが、多くの企業でも活用が進んでいます。

昨日は、企業でどのように取り組むことができるのか、事例の報告もまじえて、ワールドカフェで対話が繰り広げられました。

そういうことで、参加者は30名くらい。その多くの方は現役ビジネスマン。
20代から50代まで年令の幅は広くて、男女は半々くらいでした。

企業もNPOもそうですが、この手法が一番活きるのは、ビジョンを共有したいときだと思いました。
いくつかの導入事例の紹介がありましたが、それらから感じたこと。

ワールドカフェは、何かを「決める」ときというよりも、

何かを始めるためにビジョンを共有したり
ばらばらな方向を向きかけている組織を再構築し、風通しの良いコミュニケーションが相互にとれる組織にするきっかけだったり

といったときには、とても有効な手法であるということです。 

昨年12月のMystyle@こだいらの理事会で、はじめてワークショップをとりいれようと思ったとき、私にはたくさんの迷いがあって、暗いトンネルの中にいるような気持でした。

『みんなは、ほんとうにMystyle@こだいらに関わって幸せなんだろうか』
『ただ、私のわがままにつきあってくれているだけなのではないだろうか』 

理事会に取り入れた手法はワールドカフェではなかったのですが、それに良く似たワークショップを実施したとき、
じつは、全員がMystyle@こだいらのことを

「育てがいのある子」だと大切に思っていたこと
「10年後も、みんなと一緒にここにいたい」と思っていてくれたこと

ということが浮かび上がってきました。

それは、私には大きな希望でした。
それが確認できたら、もっとたくさんのプロジェクトが待っている冒険の旅に出かけることができると思いました。
ビジョンを共有して、緻密な企画をもって打って出られると思いました。

それと同じ効果が、ワールドカフェを実施することで得られると感じました。

なのでこの手法を人に説明するときには
「愛がいっぱいの意識共有ツール」と表現しています(^^)

こんな疲れている時代だからこそ、この手法は有効なのかもしれません。

もうトップダウンの時代ではないのですね。

誰もが、自分のことととらえて、気づきを得られる場。
同じチームのそれぞれが考えていることを理解しあってあたたかな気持ちになれる場。
強い誰かの意見ではなく、小さなつぶやきも共有できる場。

その場に参加することで、種を飛ばし、飛んできた種を心で受け止め
やがて時期が来ると芽が出て
思わぬ花や実がなる。

それがワールドカフェなんだな、と思います。

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昨日は、みなさん初対面の人たちばかりでしたが、最初からとてもリラックスした雰囲気でした。
これもワールドカフェの力ですね。

部屋のしつらえ
BGM
スイーツ
トーキングオブジェ
などなど

場合によっては、香り(珈琲だったりアロマだったり)
そして、可能であれば、窓から緑が見えるロケーション

導入に使う映像(ストーリーテリング)などなど。

このストーリーテリングは、昨年こだいらで実施したCBフォーラムのオープニング映像の考え方と近いものだと感じました。

ということで、たくさんのヒントを吸収した一日でした。

これらのことを一式
5月22日のプロボノイベントで実現させます(^^)

乞うご期待♪
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幸せな日

2010.03.20 Sat

幸せを感じるときは、いろいろな場面があります。
私にとって、一番幸せを感じるのは、親としての幸せな場面。

昨日は、そんな一日でした。

下の子の中学の卒業式。
春先の晴れた日ざしが門出を祝福しているようでした。

式が始まり、入場してくるときにすで涙が出そうでした。
こういう節目のときは、生まれてから今までのことが次々とよみがえってきます。

生まれましたよ。という言葉と、大きな産声。
1歳のお誕生日におにいちゃんと並んで写した笑顔の写真。
お迎えに行った夕方の保育園で甘えて抱っこをせがんで、ちっちゃな声で「ありがとう」って言ったこと。
やんちゃして鎖骨を折ったり、肺炎で2週間入院したり。

小学校に入った頃は、私の仕事が忙しくなって、ゆとりがなくて、充分なことをしてあげられなかった。
忘れ物がクラスで一番…
もっとお母さんがちゃんとみててあげたらよかったね。夢をあきらめることができなくてごめんね。

でも元気でたくさんの友達もできて、勉強も頑張ったね。

こんなにたくさんうれしいときをプレゼントしてくれてありがとう。

式が終わっても親も子も帰らない。
あちらこちらで写真をうつしあって、もうなにがなんだかわからない。

201003191254001.jpg

気づくと上着をはだけて、ヘンな姿になってたり
なぜか、下級生の男の子が、学生服のボタンをくださいって言ってきたりしてるのを目撃してしまったり。
えっ?????!

DSC02149.jpg

親は親でもりあがりました(^^)
小学校からずっと苦楽をともにしてきたママ仲間とパチリ。

Mystyle@こだいらを一緒に立ち上げた某S理事も一緒。
(ともに父と母が並んで参加してたあたり、いい家族だね、私たち←自画自賛^^;)
思えば、あなたとの出会いは、この子達が小学校に入ったときの学級崩壊クラスだったね~~。
ともに闘い、笑ったり泣いたり、私たちもよく頑張りました。

みんな、みんな、親も子も、花丸つけてあげよう!

帰宅後、子どもはクラスで打ち上げに。
親は疲れてとっても久し振りに「お昼寝」しました。

つかの間のタイムポケットみたいなとっておきの時間をすごして、充電できました。
明日は朝・昼・夜と3つのイベントをこなします!

急がない競わない比べないワークショップ

2010.03.11 Thu

ワールドカフェ


昨日は事務局の岩嶋とワールドカフェイベントに参加。

ワールドカフェとはワークショップの一種。
4~5人のグループのメンバーがシャッフルされながら、つぎつぎと相手をかえて対話をしていく手法です。

じつは私は長くワークショップ嫌いでした。
なぜかというと
やってよかったというワークショップとの出会いがあまりなかったから。

たとえば、あるテーマでグループをつくりワークショップをする場合、決まって「お世話係」になることが多かったのです。

流れとしては
「では、最後に話し合った内容を代表の方にまとめて発表してもらいます」
などと成果発表が組み込まれ
「じゃあ、あなたやってよ」
ということになり

話したいことも話せず、ひたすら聞き役。
さらに記録して、話がヘンな方向に行き始めると調整し…

『なぜ、ここにきてまで、お世話や仕事をしなければいけないの~~~~!!』
という体験を積み重ねた結果

ワークショップは=つかれる=やりたくない

という刷り込み、トラウマのようなものが蓄積され、関心のあるテーマのセミナーでも、ワークショップがあると知ったとたんにパスしてしまう私が誕生したのでした。

なのですが、昨年、事務局に参加した岩嶋はワークショップが大好き。
さらにファシリテーターをすると、とてもやわらなかいい流れをつくるのです。
その力を実感したのが、昨年末の理事会

絡まっていた糸がほぐれるように
互いの言葉が発信され
みんなの思いが伝わって、愛がいっぱいのワークショップ体験が出来たのでした。

『ひょっとして、私の認識は間違ってたかも?』

という中で参加したワールドカフェは、仮説が確信に変わりました(^^)

成果を求めない
急がない
競わない
比べない

終わると、なにかをはじめたくなるようなエネルギーがチャージされる。
そんな力のある手法だということが理解できました。

何かを決定する必要のある会議には向きませんが
何かを互いに共有し、次のアクションにつなげるためのきっかけづくりには最適な場になるだろうと思いました。

ということであれば、これを活動に取り入れないはずもなく、さっそく現在企画中の5月22日のMystyle@こだいら主催イベントに取り入れることを決意!

昨日のワールドカフェは、ちょうど5月22日から始まるワールドカフェウィークのプレイベントという位置づけ。Mystyle@こだいらが企画中のイベント実施日がワールドカフェウィークの初日と重なるというのもシンクロが起こっていて、これは「やりなさい」ってことね♪と前向きにとらえ(^^)
その参加団体のひとつとして立候補しようと、こちらも決意!

終了後、岩嶋と「泡の出る飲み物」をいただきながら^^;、新宿の野望の夜が更けていきました。

そうそう、横浜では200人規模の「イマジンヨコハマ」という巨大ワークショップイベントも3月13日に開催されるということで、今後、これら一連の動きからは目が離せません。

竹内としては
ワークショップトラウマ払拭
野望発動
という充実した夜で、幸せでした。

団塊モンスター

2010.03.10 Wed

地域活動をして、女性同士が集まると、定期的に話題になる「おじさま」のタイプがあります。
退職シニアの男性です。

地域の効率の悪さが嫌い
だけど泥臭く現場で汗をかくのも嫌い

曰く

あそこの子育て支援団体は、そのタイプの男性が参加して、いきなり「組織表」をつくり、ピラミッド型組織に改造しようとしたために、ひとりぬけ、ふたりぬけ…
気づくと、抜けたメンバーによる別組織が立ち上がり、実質、もとの組織は活動停止になってしまったらしい

曰く

そのタイプの男性が希望するのはリーダーでもなく、現場メンバーでもなく、顧問ばかりらしい

とか、その真偽のほどは定かでなくても
「それ、あるかも!」
と思えるお話が一人歩きしています。

実際、イベントの質疑応答の時間に、退職シニア男性と思われる方から手が挙がると、ドキッとします。
心の中で「どうぞ、空気を読んでください」
と願います。

なぜなら
質問ではなく、持論を長時間述べたり
ときには、登壇者を痛烈に批判したり

一瞬で、会場の空気を凍りつかせることも平気でしてしまう方に出会うことが、ままあるからです。

仕事をリタイアして地域に戻ってこられて、その後、20年以上の長い月日を過ごす方が多い中、上手に地域になじむ男性も増えてきましたが、まだまだ少数派であると感じます。

肩書きをとってしまえばラクなのですが、なかなかそう簡単ではなさそうです。

女性は、キャリアを持つ方であっても、PTAなどの活動を通じて、もっと早い段階で、肩書きが通用しない世界と出会い、その価値観の洗礼を受けるチャンスに恵まれます。

どんなに職場で活躍していたとしても、地域でもっとも尊敬されるのは、率先垂範してみずから汗をかく実践者です。
さらにPTAの場合は、子どもの年令が同じであれば、本人の年令に関わらず対等です。
高齢出産の40代のママも、若い20代のママも、子どもが同級生だったら対等。

もし20代のママがPTA役員だったりすると、40代のママは、その指示に従って、せっせと動くのが地域のルールです。
そのうえで、さらに専門性をもち、その力を発揮することができれば、その人は、一目おかれる存在になることは間違いありません。

こういう経験をつむことで、女性は退職して地域に戻っても、比較的簡単に溶け込みます。

そこで!
まだ現役ばりばりの男性の皆さんに提案です。

退職後の肩書きをとった個人で勝負する長い月日に備えて、ぜひ、仕事と平行して、さまざまにソーシャルな世界や地域の中で活動する時間を捻出してください。

忙しさの中でたいへんかもしれませんが、その経験は、仕事とはまた別の、豊かな喜びを生むことになると思います。

おすすめです。

お世話しない されない だけど支えあう

2010.03.03 Wed

ずっとほしかったものがあります。

それは、自立したもの同士の、思いを同じくするコミュニティ。

誰かがお世話する係
誰かはお世話される立場

といった固定した関係ではなく

自立した者同士
フラットで対等な関係

だけど、困ったときには、互いに支えあうことのできる関係
また切磋琢磨しながら、さらに高みを目指しあえる関係

そんなコミュニティがずっとほしかったんです。

小さな組織ではあっても
責任や日々、下していく判断は、当然あります。
ときに、重圧が重く
ときに、誰にも胸のうちをあかせない孤独とむきあいながら、踏ん張ることも必要です。

なので、利害関係がからまない
自立したもの同士のコミュニティをつくろうと
これまでも、いろいろ動いてきましたが、なかなかうまくいきませんでした。

でも
ここにきて、
それに近いものがうまれつつあります。

多摩CBネットワークです。

世話人の一人として、試行錯誤しながら1年がすぎ
私が追い求めていたものと近い姿がそこにはあります。

いま
どんどん新しい動きがはじまりつつあります。

第2フェーズに入った多摩CBネットワーク。
今までのよさをたいせつにしながら、大胆にあたらしいことはどんどん実現していける場として、ますます目が話せないと思います(^^)

だけど、どんなに発展しても

お世話しない されない だけど支えあう

その姿はつらぬいていきたいと、個人的には強く思っています。

15の春

2010.03.02 Tue

昨日は都立高校の合格発表。
最後まではらはらさせた下の子は、無事、第一志望に合格しました(涙)

志望校の合格者の平均の内申に10も足りない。
普通だと受験を考えることもない学校にチャレンジでした。

さらに仕事でばたばたで、週末もずっと出かけてばかりの私なんかが母だったので、子どもは充分な家庭のサポートもなく、ハンデだらけでしたから、心から「よく頑張ったね」と言ってあげたいです。

小学校のときから仲良しの友達が4人。

推薦ではやばやと合格を決めたひとりの子は、昨日は自分の発表のようにどきどきそわそわと待っていてくれたようです。
何度も電話をくれてありがとう。

でも、もう二人の子は、残念な結果…。
ずっと切磋琢磨しながら励ましあってきたから、とても残念だし、どう声をかけたらいいだろう…と思案していたらピンポーンとインターホンがなりました。

二人が少しさみしそうにはにかんで、でもニコニコ顔で立っていて
「おまえ、キックドロップだ!」といいながら、荒っぽい祝福をしてくれました。

そのあとは、3人でゲーム三昧。
最後は「大学で会おう!」と約束しあっていました。
(親同士も、わいわい発散。)

学校はわかれても、ずっと仲良しでいてね。

15の春は
これから続く人生の分かれ道のひとつ。

ずっと一緒に過ごしてきた幼馴染とも、それぞれの意思で違う道を選びます。

きょうの、うれしかったことも、切なかったことも、大切に心に刻んでね。

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追記

都立入試のあれこれの余韻に親として浸っていたわけですが
合格発表の翌日、子どもが「ブタメン」を10個くらいもらって、学校から帰ってきました。

ブタメンとは
駄菓子屋さんで売ってるような、ミニカップ麺。

志望校を、誰もが「無理!」というなか
「もし受かったら、なにかくれ!」と言っていたらしく

その約束を守った友達が、なぜかみんな「ブタメン」をプレゼントしてくれたらしく
…親としては、かぎりなくビミョーな気分で、喜んでる子どもの姿をながめました^^;