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ホッタラケの島

2009.09.23 Wed

この連休は、どこにも遠出しないで自宅で過ごしていました。
半分は仕事モードでしたが、それでもずいぶんリフレッシュできました。

唯一、レジャーらしいものといえば、家族で(大学生と中学生の二人も含め^^;)映画「ホッタラケの島」を観たこと。
(じつは先日も「20世紀少年<最終章>」を観てきました。趣味が同じ家族でよかった♪)



映像の美しさも素敵でしたが、ストーリーにも素直に浸れました。

たくさん「ほったらかし」にしてきたものたち…
なかでも一番「ほったらかし」にしていたのは「思い出」だったかもしれません。

生まれたばかりの子どもが小さな指で力強く私の指をぎゅっと握り締めたときのうれしさ
初めてお風呂に入れたときに気持ちよさそうにあくびしたこと
眠りながら微笑んだ顔を見て、「この子はなによりの宝物だね」と夫と語り合ったこと

さらにさかのぼると、今は亡き母のこと

泣きながら帰った私を膝に乗せて背中をやさしくなでてくれたこと
母の口紅を顔中塗った私を見て大笑いしてたこと
レースの生地でおそろいのワンピースを縫ってくれたこと

もうどこにもなくなってしまったけれど、たしかにあった日々
なにげない暮らしの中にこそ、幸せがあることを思い出させてくれる映画でした。

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講座プログラムをブラッシュアップ!

2009.09.22 Tue

連休3日目の昨日 小平市内の某会場でロングミーティング。
目的は、来月から始まる一連の連続講座のブラッシュアップのため。

Mystyle@こだいらは企画から参加し、コーディネート、講師手配も担当しています。

ミーティングは午後1時から始まり、途中10分ほど休憩を入れた以外は、夕方までノンストップの会議でした。

集まったのは講座を担当する3人の講師。
各自が担当する回の内容のたたき台と資料を携えて集結したわけですが、講座全体のゴールを明確にし、共有した上で、最適なプログラムとインストラクションとなるように、各回の講座について吟味。

まず個々の講師が自分の担当の回の内容をプレゼンし、
さまざまに意見を交わし、
それを受けてその場でプログラム修正を行い、
時間配分まで吟味し、

というやりとりを4時間ぶっ続けで行いました。

頭はフル回転。
互いの手ごわい指摘に対応していくなかで、講座内容がみるみるうちによりよいものに練り上げられていくプロセスは手ごたえ充分でした。

あとは細かな部分をつめて、当日に臨むばかりです。

連続講座を複数の講師で担当する場合、ともすれば、思い思いの断片的な知識の羅列になってしまい、講座全体を通したゴールがぼやけてしまうという問題点が生じがちなのですが
こうして意識共有しながらプログラムをつくりあげるプロセスを経ることで、単独で行う以上の効果が生まれることを感じたロングミーティングでした。

連休初日

2009.09.19 Sat

この連休は、本を読むことに決めています。
それも、原点に戻るための本を、もう一度読みたいと思っています。

このところ、さまざまな価値観に遭遇するときに「揺らぐ」自分がいます。
異なる価値観に対しては、それを受け入れたり、あるいは違いを明確にしたり、対応はさまざまだと思いますが
「揺らぐ」ことは、なんだかとても気持ちが悪いのです。

これって、原点の軸足がぶれかけているのだと思います。
言い換えれば、原点を忘れて策に走りかけている。

私にとって原点に戻る本は何かと言われると、ドラッカーの「非営利組織の経営」です。
読むたびに響く部分が違うのですが、それはそのときどきの私のテーマによって際立って入ってくる箇所が異なるからだと思います。
つまりは、それだけ智慧の宝庫なのです。

ドラッカー名著集 4 非営利組織の経営ドラッカー名著集 4 非営利組織の経営
(2007/01/27)
P.F.ドラッカー

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といいつつも、今日は子どもの陸上大会の日なので、6時起きでお弁当作り。
その後、10時から市民活動イベントの会議。
終了後、即、もどってきて子どもの中学へ。
午後の部には間にあいました。

リレーの声援は思わず「いけ~~っ!いてまえ!」と叫んでました^^;

20090919ともき二中陸上大会

親としての幸せも感じたひととき。

中3なので、もう、こんな風に声を張り上げて子どもに声援を送るのも、もしかしたら最後かもしれません。
そう思ったらちょっとさみしいですが、こんな時間をくれた子どもに感謝。

夕飯は、腕を振るうからね♪

自作自演風にこれまでを振り返る

2009.09.16 Wed

名称未設定 1

Mystyle@こだいらの設立の原点となったのは、2003年にスタートした小平商工会主宰の地域ポータルサイト「こだいらネット」でした。

もともとPTA役員として出会ったメンバーが、こだいらネット立上げに参画したことがきっかけで、その後、ゆるやかにつながりながら、やがて機が熟して生まれたのがMystyle@こだいらです。

そういう経過もあって、Mystyle@こだいらでは任意団体の時期から引き続き、こだいらネットの運営をお手伝いしています。

その中の名物(?)コーナーとして毎月記事を重ねているのが「こだいら探検隊」です。
回を重ねて、今月で62回の連載記事がアップされています。
探検隊バックナンバー一覧
http://www.kodaira-net.jp/tankentai/backnumber/

こだいらネットの特徴は掲載事業者さんがみずから好きなときに簡単にページを更新できることにありますが、それはあくまでも事業者さんが伝えたい情報。

一方、探検隊のページの特徴は、小平に暮らす市民が消費者目線でクチコミ的にレポートする点。

その両面があってはじめて見る人は客観的に判断できるということになります。

そして今月の探検隊レポートは、満を持してというか
ネタというか^^;

なんとMystyle@こだいらなんです。

え~っと、当人が自分の組織のことをレポートするという「掟破り」な試みにチェレンジして(しまった)今月の探検隊を昨日アップしました。

こちらです。
http://www.kodaira-net.jp/tankentai/mystyle/

まさに自作自演ではありますが
公式に語っているMystyle@こだいらの沿革とはひと味違ったこれまでを振り返ることができました。

随所におばかモードでもありますが、
それもMystyle@こだいらの持ち味ということです^^;

良い仲間
良い機会に恵まれてきたことをあらためて感じます。

Mystyle@こだいらの設立は2006年11月7日です。
ちょうど3年目を終え、4年目突入のタイミングで「コミュニティビジネスフォーラムinこだいら」を開催することになりました。

11月15日(日)14時~16時45分
嘉悦大学カエツホール

詳細は近日お知らせします。
Mystyle@こだいらの4年目のスタートのキックオフともいえるフォーラムです。
よろしければぜひスケジュール帳にチェックして当日ご参加ください。

フォーラム準備の裏事情は、事務局多田が活動日記ブログにつづってくれています。
竹内は「元気で留守がいい」代表として愛されて?ます!

しまなみつくろう

2009.09.07 Mon

このブログでも何度も言及していますが
私のふるさとは、愛媛県今治市です。

高校卒業以来、外に出てしまいましたから、もう○十年^^; が過ぎているわけですが、
そこにずっといるだけでは分からなかった、良さ、を実感しています。

小平では「よそ者」視点で感じる、まちの魅力発見がありますが
今治に対しては「外から客観的に眺める」ことによるまちの魅力の再発見があります。

では、それを、クリエイターや研究者の目で発見したら?
ということで、8月31日、南青山で開催された、しまなみ海道10THアニバーサリー企画提案公開コンペに行ってきました。

今治なのになぜ東京の青山で??
ということは誰もが疑問をもつ点ですが、話題性、優秀な企画を集める可能性を考えると、東京を舞台にするメリットが見えてきます。

そのあたり企画担当の方の思い切りの良さとセンスなのだと思います。

当日はおりしも台風が関東上陸か?!
という風雨の真っ只中でしたが、好奇心には勝てず
わくわくしながら向かいました。

ロビー2

ロビー

ロビーにはコンペ参加者のプレゼン資料の展示。
来場者が興味深く眺めています。

会場

はじまるまえの期待と高揚感あふれる時間。

しまなみ海上列車

コンペの最終審査に残った10の提案をプレゼン。
多くが建築家の方たちでした。

プレゼン映像の美しさはさすがのできばえでした。
いずれも独自の切り口でアプローチした企画でしたが

優勝提案は「しまなみ海上列車」。(賞金は100万円です)
船を連結し列車のように走る移動公共サービス機能をもった海上列車です。
しまなみの小さなコミュニティラインを結ぶ列車は、公共サービス機能を持ちつつ、しまなみの景色に溶け込みあらたな景観をつくる可能性も秘めています。

しまなみというと一番に思い浮かべるのが「橋」ですが、橋からながめる距離感のある海ではなく、波しぶきさえも身近に感じる「船」に発想をもったところが新鮮でした。

企画に際しては、実際に今治のまちを訪れ、しまなみを巡ったといいます。

「まちをめぐると綺麗な景色は素敵なんだけど、一抹のさみしさも感じた。なにかイベントのあるハレの日だけに輝くのではなくケの日も地域が生き生きと息づく企画を考えたかった。」
という言葉が印象的でした。

海上列車という発想は、寝転んで満天の星空を見上げたときに思いついた銀河鉄道のイメージだということです。

ポイントはこういう夢のある発想に現実面をプラスし、今治の造船会社に必要な予算をヒアリングする等の取組みが評価されたという点。

ウォームハート・クールヘッドな企画なのですね(^^)

準優勝の「しまなみアートキャラバン」も捨てがたい発想ではありました。

らくだ

橋をラクダのキャラバン隊が歩くという、一見荒唐無稽な企画のようにも思われる、大胆な発想。
ほんとにラクダを歩かせるんだ!?
まちと島をラクダを象徴とする交易で結ぼうという発想がびっくりでした。

「橋の上は殺風景で砂漠のようにも感じる。そこにラクダがはまった。ラクダが通ることで夢のある景色になる」
という審査員評が印象的でした。

さて、こうして集まった企画の数々。
これからどのようにしまなみがつくられていくのか、楽しみです。

伝えられることがあるとすれば

2009.09.06 Sun

このところ、「働き方」というテーマでお話させていただくことがふえてきました。

そうしたときに、私が伝えられることが、見えてきました。

それは
「何ももっていなかった、もしくはマイナスだった」
ところからのスタートの参考モデルだといういこと。

大学まではいったけれど、目的も将来の展望もなく「アリとキリギリス」のキリギリスのように無為にすごしてきた。
就職しても、キャリアをつむこともなく、さっさと結婚し、簡単に専業主婦になった。
そのまま、流されるように10年以上過ごしていた。
などなど

あまり書き連ねると、ちょっと悲しくもなりますが(汗)

これは狙っていたわけでもなんでもなく(汗;;)
ある意味、怠慢だったから
または、先のことを何も考えていなかったから
という、ダメダメな過去が生んだ産物なのです。

「働き方」などについて、語る機会をもつ方の多くは、やはりそれだけのことはある、という展望のもとで、実績、経験などを積み重ねて来られた方も多くいらっしゃるので
そういう点では、異色かもしれません。

そんな私に語れることがあるとすれば
なにもないマイナスからでも
やろうと思ったときがスタートのときになるということです。

ただ、人生はそれほど簡単でも優しくもなく、お気楽にわたっていけるものでもないことを思い知らせてくれるチャンスをセットしてくれているのですよね。(キリギリスが冬に飢えて苦しむように^^;)

ちゃんと闇の中で苦しむ時間も用意されて、それがばねになり、前に進む力となっているわけで、そういう点では無駄なものはひとつもないのが、良いところだと思います。
そのあたり、以前ブログにもちょこっと書いた記事です。

と、過去完了形で書いていますが
まったく過去ではなく
現在進行形で闇も苦しみも、筋トレのように続いています。

昔と違うことがあるとすれば
かつては自分の個人的な闇や苦しみがほとんどだったといえますが、今はそれらをふと忘れていることもふえており、NPOとしての活動や仕事へのチャレンジにともなう筋トレのきつさが多くの割合を占めているということです。

価値観や視点が変わったのかもしれません。

まだまだ
私がクリアするべきことは山のようにあって
そこへのチャレンジ経験が増えていくと
もう少し語れることも増えてくるかもしれません。