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千葉市CB起業化講座

2009.02.28 Sat

千葉市主催の講座を担当してきました。
タイトルは「座学じゃわからないコミュニティビジネス起業化講座」

連続5回の講座の本日は最終回でした。

CBの基礎、起業についての討論・ワークショップ、2回にわたるCBの現場見学と続いて、本日が締めくくりの回となるわけですが、
私は3年目を迎えたMystyle@こだいらの立ち上げから現在までを事例に、どのように地域に発信し、根を張り、ネットワークをつくってきたかをお話しました。

といっても、現在進行形の、まさに同時進行なお話のわけです。
ただ、その中から見えてきたことは確かにあります。
立ち上げ期の記憶の鮮明な今だから伝えられる、ある意味「ライブ感」あふれるお話ができたかな、と思います。

講座を担当するたびに、これまでを振り返り、また新たなCBの流れを確認し、ということを念入りに行いますが、そのプロセスの中で、自己発見や今後へのヒントも多々うまれます。
産みの苦しみはありますが、それによって活動がブラッシュアップされることは、たいへんありがたいことです。

そこで気付いたことは、立ち上げ期に必要なキーワードは
「発信」と「信頼の醸成」
この二つにつきるということです。

もちろん他にもいろいろな要素はありますが、つまるところ、Mystyle@こだいらの立ち上げ期の活動は、この二つを目指してさまざまに打って出た2年間でした。

自分たちは何者であるか
なにを目指し
何が出来るのか
そして何を必要として他とつながろうとしているのか
自分たちとつながることで何を相手に提供できるのか

この「発信」を相手によって切り口は変えながらも繰り返し行ってきたといえます。
同時に、それを裏付ける成果をつくりながら「信頼を得るための努力」をつづけてきました。

その基盤の上に、3年目の今年は、いよいよ具体的なCBの成果をつくることを目指す時期だといえます。

千葉市の起業化講座は、昨年の秋にも同様な内容で開催されました。
第二クールの今回の講座は、受講生の方たちの人数も大幅に増え、目指すCBのテーマもバラエティに富み、前クールをしのぐ活気のあるものでした。

それだけCBへの関心が高まっているといえます。

講義のあとは、4つのグループにわかれて起業プランのプレゼンがあり、それぞれについて4名のゲストからアドバイスがありました。

講座後はMLも立ち上がり、さらに交流を深めながら、次のステップに進むことを目指すそうです。

MLは多摩CBシンポジウム後にも1ヶ月限定で立ち上がり、100通近いメールのやりとりと1回のオフ会という成果をあげて、ひとまず26日に終了しました。
次の一手を早急に整えて、3月10日前後には新MLが立ち上がります。

講座やイベントは一過性のものが多いですが、少なくとも地域密着のもので、さらに成果をつくることを目指すのであれば、次の仕掛けをセットにして開催するくらいの気概で企画をすることだと思います。

そんな意味で、多摩はいい感じで船出しました。
千葉も楽しみな展開です。

シナリオがないこうした冒険が、いちばんわくわくします。
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CBの潮流は縄文の記憶から?

2009.02.26 Thu

広域関東圏CB推進協議会の幹事会議でさいたま新都心の関東経済産業局へ。
午前中2時間みっちり会議の後、幹事の皆さんとランチ。

食事をしながらの話題は縄文人の暮らし。

縄文時代は紀元前に1万年以上続いていたとされていますが、その文化は、競争や所有などの概念は薄く、フラットな暮らしだったとか。

円状に配置された集落からもそれがうかがわれるそうです。

文字や記録はなかったけれど、土偶や土器にはなにか表意があって、そこからメッセージを読み取る能力があったのではないか、

とか

大規模な貝塚はじつは海産物の干物工場の跡だ

とか

交易は盛んで、地域間交流が行われていた

とか

話題は縦横無尽に広がりました。

さらに、かつて竪穴式住居を、土地を開墾するところから始めてつくり、木を切り萱を刈り組み立てた住居で仲間25人車座で語り合い眠ったことがある、という人もいて

競争に走らない
フラット
分かち合う

そんな価値観って、なんだかCB的、という話も。

DNAの中に眠る縄文の記憶が、時代の流れの中で目覚めたのかもしれません。
そういう壮大な時間の流れの中で、今を考えてみると、見えてくるものがあるかもしれません。
そんなロマンを語り合えたランチでした。

「縄文時代からCBを考える」っていうシンポジウムはどうかしら。
参加者は、何かひとつ、縄文風のものを身に着けて、なんていうのはどうでしょう。

仲間、募集!

2009.02.25 Wed

代表をつとめる NPO法人Mystyle@こだいらに春の嵐が吹きました。

設立前から、ずっと一緒に地域活動をともにして、設立後は、事務局の要として活躍してくれたメンバーが、ご主人の転勤に伴い、遠いまちに引っ越すことになり、Mystyle@こだいらからも旅立つことになりました。

こういう、ショックなことがおこると、防衛本能(?)なのか、逆に淡々としています。
たぶん、あとになって深くじわじわくるのだと思います。

とはいっても、後任を探すことが急務!
なによりも優先させる必要があります。

そこで、本日、Mystyle@こだいらサイトに事務局スタッフ募集のお知らせをアップしました。

Mystyle@こだいらでは、さまざまなセクターの方たちと連携が始まっています。
新しいことにチャレンジする冒険の日々をともに進んでくださる方。
事業を通して、さまざまは経験のできる場、活躍の場を用意して、お待ちしています。

まずは、上記ページを見てご応募ください。
ご質問も歓迎です。

幸せを感じるとき

2009.02.23 Mon

日頃、帰りが遅かったり、休日でも出かけることが多かったり、家族、とくに子どもたちにとっては、私がいないことが日常だったりする暮らしを何年も続けています。

それでも、小さな頃は、寝る前の読み聞かせだけは毎日欠かさない。
今も、朝ごはんは、絶対、つくる。
あたりまえのことだけど、これだけは!ということを続けています。

だけど、たとえば、次男の制服のボタンがとれていたり
汚してきても、ちゃんと手入れをしてやることができなかったり、ということもあります。

昨日は、夜、子どもの制服を洗いました。
朝になって、いい香りですっきり乾いていました。

「ごはん食べなさい!」と叫びながら、いつもの朝があわただしく過ぎていきましたが
玄関を飛び出す子どもの洗いあがりの制服の背中を見送りながら、ちょっとうれしかったりします。

こんなささやかなときが
幸せを感じるときです。

これって、当たり前だし、平凡だけど
その当たり前で平凡な日常を、働く母親は、一生懸命、水面下で足をばたつかせながら乗り切っているものなのだと思います。

家族が暮らすまちで仕事をするようになって
朝、1時間、ゆとりができました。
帰宅のための移動時間も、1時間、縮小できました。

なにかあっても
歩いてでも帰ることができる場所に事務所がある幸せ。
大切にしたいです。

もうすぐ卒業の季節。

今まで保育園、幼稚園、小中高と、さまざまな卒業式を経験しましたが、
一番泣けたのは、保育園の卒園式でした。

待っている子どものもとに、一生懸命駆けつけた日々
同じようにあわただしくお迎えにくる、お父さん、お母さんたちとは、ゆっくり話す時間もなかったですが、短い挨拶の中にも、同志のような連帯感がありました。

『おつかれさま、これから夕飯作りだね。頑張ろうね』
そんな無言のエールをお互い送りあっていたような気がします。

式では、きょとんとしている子どもたちを尻目に、お父さんも、お母さんも、ただ、涙、涙…。
今頃の季節には、あの日のことをよく思い出します。

CBのお話でもなく
NPOのお話でもなく
個人のことですが

私がCBの世界で頑張ろうとしている一番の根っこは、
ここにあるのだと思います。

まちづくりを人口データで考える

2009.02.22 Sun

20080221嘉悦大学イベント

小平青年会議所・小平商工会議所共催のイベント「EVERYONE TOGETHER」に参加しました。
サブタイトルは「『魅力と活気のあるまち・こだいら』~文化資源によるまちづくりのカタチ~」

会場は、小平市内の大学、嘉悦大学です。
講演は同じく、嘉悦大学学長の加藤寛氏と、嘉悦大学教授 桧森隆一氏

小平には6つの大学、2つの大学校があります。
学園都市の性格も濃い小平ですが、まちづくりと大学との連携は、これまではあまり活発ではありませんでした。
しかし、ここ数年、さまざまな連携への動きが始まっています。

嘉悦大学は、そうした地域との連携を積極的に行っている大学のひとつで、とくに産業・経済をテーマとした連携に力を入れています。

このイベントもそうした方針の一環だと思いますが、お二人の講師のお話は、たいへん興味深く、刺激的でした。
お二人とも、研究だけではなく、そこには現場での実践の裏打ちがあるからこそ、臨場感のある力強いお話になっていると感じます。

桧森さんのお話の中で印象的だったのは「まちづくりを人口で考える」という視点。

調査にデータはつきものですが、場合によっては恣意的に結論に都合のよいデータを誘導することも可能な中、人口だけはごまかしがきかないデータだからということで、納得です。

まちづくりについて「誰の意見を聞くべきか」というのは、よく論じられますが、あいまいな感覚やときには感情で語ってしまうことがある中で、人口比率で考えてみると、見えてくることがあります。

まずひとつの指標は、給与所得者と事業所得者の割合。
人口比率は給与所得者80%に対して事業所得者20%。

給与所得者をさらに男女別で見ると、給与所得者女性は約30%で、事業所得者の人口を上回っています。

こうしてみると80%の人口比率の給与所得者の意見をまちづくりに反映させることが必要なことはおのずと見えてきますが、実際には、市民参加の会議なども平日昼間に開催されることが多く、多くの給与所得者がまちづくりに参加する方法は、市政がらみだと選挙とパブリックコメントくらい。
生の声を届けるすべは、少ないといえます。
結果として、こうした層の意見がなかなかまちづくりに反映されないということも実際起こっているだろうと思います。

もうひとつ大切なデータとして、人口推計による2025年の老齢人口比率の話がありました。

65歳以上の認知症の発症率は8.9%ほどだということですが、これによると小平では2025年には4,000人以上の認知症のお年寄りがいるという推計になるそうです。

このことについては、そういう現実がやってきて、あわてて対処しようとしても遅いのですね。

私はキーワードはやはりCBにあると思います。

ひとつは、生涯、希望すれば働き続けられる仕事づくり。
葉っぱビジネスで有名な徳島県の上勝町は人口2,000人の小さな町ですが、65歳以上の老齢人口比率が44%にのぼるのに対して、寝たきりは2人ということです。

認知症=寝たきりとはいえませんが、単純に認知症の発症率8.9%で上勝町の認知症が発症していると思われるお年寄りの数を計算すると78人。
しかし、現実にはこれを大きく下回る人数だと思われます。

その健康の秘訣については、医学的な観点からも研究が始まっているということですが、大きな要素としては、やはり年齢に関係なく、やりがいをもち、収入も得られる仕事が地域にあることだと考えられます。

もうひとつは、CBによって地域の介護や介護に関連する生活サービスの担い手が増えることできめ細かなセーフティネットをつくりあげることです。

このふたつのことを車の両輪のように推進していくとき、2025年の小平、きっと生き生きしたまちになっているだろう、そんな希望が見えてきました。
と、同時にそれを実現するための道の険しさも感じています。

語りつづけること、賛同し共感する仲間を増やすこと。
頑張りたいです。


多摩CBシンポジウム余韻オフ会

2009.02.21 Sat

二次会1

シンポジウムが開かれても、そのまま終わることが多い中、多摩CBシンポジウムでは、その後につなげるために、まずMLが立ち上がりました。

MLは一ヶ月の期間限定。
今月26日までです。

ML終了期限まで残り少なくなった本日、「シンポジウム余韻オフ会」が開催されました。
参加者は25名。

まず5時から会議形式で、みっちり2時間。
自己紹介→これからやりたいこと→こんなネットワークがほしい
などなど、熱いメッセージが次々と発信されました。

ML終了後、こんどはどんな方向に続けていくか
たくさんのアイデア、提案が出ました。

これからさらにメンバーでつくりあげていく楽しみを残しつつ、第一回のオフ会は引き続き飲み会に突入。

そのもりあがりの一端は、冒頭の写真でもお伝えできると思います(^^;。
これからの多摩のCB、楽しくなりそうです。

CBを担うNPOを考える

2009.02.19 Thu

CBについては、6年くらいずっと追い続けているテーマです。
以下のようなことを、考え続けた中で、自然にたどり着いたのがCBでした。

自分らしく働く
そのことが身近な地域に何らかの形で役立ち、喜んでくれる人がいる
留守の親をまつ子どもたちの寂しさや、親としてそばにいてやれない切なさを克服し、家族の暮らすまちで生活を営める勤務体制
身近でずっと見ていて「ほっとけない」現実に対して、不満をいだき続けるだけでなく、自らがその解決に向けて一歩踏み出す
政治の力ではなく、ひとりの住民として自分でできることをボランティアでなく、営利第一ではなく、活動を持続するための資金を「対価」としてえながら事業を営む

CBは、法人形態を問うものではなく、概念です。
なので、その担い手としては会社もあれば組合もあり、NPO法人もあります。

CBを語るときに、これまでは、「CBにはいろいろな法人形態があります」と、簡単に述べるだけで終わる説明が多かったように思いますが、最近、ほんとうにそれでよいのか、という思いがあります。

とくにこのところ、急激な不況を背景に、より経済性、ビジネス性にスポットがあたり、「雇用を生む」、「地域経済を活性化する」ことが強調されるようになってきました。
もちろん、ビジネスを営むからには、そこには採算性を見込まなければいけないし、結果として雇用も生み、地域経済活性化にも寄与することを目指すことは当然です。

なのですが、CBをNPO法人で取り組む場合、NPO法人としての軸足をしっかり定めておかなければ、会社と変わらない経営になりはしないか、ということが気になっています。

CBの担い手としては、NPO法人の割合が高いといわれている現状だからこそ、気になっています。

Mystyle@こだいらもNPO法人です。
地域密着のCB中間支援がミッションですが、行政からの委託には頼らず、事務所を構え、雇用も維持し、小平というまちに根ざして活動しているということでは、CBであるともいえます。

Mystyle@こだいらを立ち上げるときに、「会社組織にしたほうがよい」というアドバイスもあった中、あえてNPO法人を選んだのは、ピラミッド型ではないフラットな関係性の中で、互いに自立した仲間で組織を運営したかったからでした。

そして、オープンな中で、Mystyle@こだいらの活動を通してミッションを共有できる人たちを増やし、活動の輪を広げていきたかったからでした。

それは決して効率化できない、手間も時間もかかる運営になりますが、そこを無視して事業の経営に専念することだけになっていくと、何のためにNPO法人という組織形態を選んだのかわからなくなります。

NPOを立ち上げた当初は、手間ひまかけていくことと、事業を推進していくことの狭間で、運営に悩んだり壁に当たったりの連続でした。

今年度はそれをどう克服するかに焦点をあてた1年でした。

透明性、活動への参加機会の提供、ミッションの共有への努力…
その積み重ねの中から、ようやく道ができ、軸足が確かなものになってきたような気がします。

NPO法人としてのミッション達成とビジネスへのチャレンジ。
CBを担うNPO法人は、その二つを車の両輪としていくバランス感覚が大切だと思います。

そのことを伝えないまま、ビジネスの側面を強調する最近の流れに違和感も感じつつ、流されない私たちでいたいと思っています。

地縁でもありテーマでもあり

2009.02.17 Tue

コミュニティを語るときよく言われることが「地縁コミュニティ」と「テーマコミュニティ」。

今年度、小平市の市政アドバイザーとして、会議に参加し、市民の立場でいろいろ意見を述べる機会を得ていますが、先日13日が今年度最後の会議でした。

最終回の大きなテーマが、冒頭に挙げた「地縁コミュニティ」と「テーマコミュニティ」についてでした。

地縁から見ると、市民活動などのテーマコミュニティは、自分の好きなことばかりしている身勝手な活動と見えがち。
一方、テーマから見ると、自治会を代表とする地縁コミュニティは、半強制的で硬直化しているように思える。

というように、このふたつのコミュニティは、あまり仲良くないという説もよく聞きます。

これをコミュニティビジネスから考えた場合、単純に地縁とテーマとして分類できない側面があります。
CBはそれぞれ福祉や環境などテーマを持っていますが、地域密着であることが大切なCBにとっては、テーマと地縁はわけるものではなく、融合するものです。

テーマと地縁という地域に根ざすふたつのコミュニティは、CBを通して新たな価値観を加えながらつながっていくような気がします。

地縁でもあり、テーマでもある。
CBは新しい地域のあり方を生む、ゆりかごなのかもしれません。

あなたの隠れた才能は?

2009.02.11 Wed

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かすさあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
(2001/12/01)
マーカス バッキンガムドナルド・O. クリフトン

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この本のタイトル、才能に「じぶん」とルビを振ってあります。
自分を知り、もっているものを磨き、それを仕事に活かすことが成功の道だとすると、まずは自分を知っておくことが成功の第一歩。

この本にはある仕掛けがあります。

本のカバーをめくると、裏に個別のコードが印刷されています。
こちらのサイトにアクセスし、コードを入力して登録すると、タイプを判定するテストを受けることができます。

このテスト、早い人だと10分、じっくり考える人だと30分くらいかかる分量のテストです。
結果は34の気質のうち、とくに特長的な上位5つの気質が表示されます。
34の気質は、アメリカの世論調査会社ギャラップ社の 200 万人におよぶインタビューから抽出されたものです。

判定結果にはそれぞれ詳しい分析もつきます。
ちなみに私に特徴的だった上位5つの気質は…

・目標志向:あなたは明確な行き先を必要とします。行き先がないと、あなたの生活や仕事はたちまち苛立たしいものになる可能性があります。……

・最上志向:優秀であること、平均ではなく。これがあなたの基準です。平均以下の何かを平均より少し上に引き上げるには大変な努力を要し、あなたはそこに全く意味を見出しません。平均以上の何かを最高のものに高めるのも、同じように多大な努力を必要としますが、はるかに胸躍ります。自分自身のものか他の人のものかに関わらず、強みはあなたを魅了します。……

・学習欲:あなたは学ぶことが大好きです。……短期プロジェクトへの取組みを依頼されて、短期間で沢山の新しいことを学ぶことが求められ、そしてすぐにまた次の新しいプロジェクトへに取組んでいく必要のあるような、活気に溢れた職場環境の中で力を発揮します。……

・内省:……あなたは独りの時間を楽しむ類の人です。なぜなら、独りでいる時間は、黙想し内省するための時間だからです。あなたは内省的です。ある意味で、あなたは自分自身の最良の伴侶です。……

・コミュニケーション:……アイデアはアイデアに過ぎません。事実は、その時々に起こったことに過ぎません。あなたは、それに命を吹き込み、活力を与え、刺激的で生き生きとしたものにしなければならないと感じます。そこであなたは、「単なる事実」を「物語」に転換させて、それを上手に語ります。……

なんだかあたっているなぁ^^; と思います。

目標志向と最上志向は、仕事を進めるうえでわかりやすくあらわれていると思います。

ゴールは何?何のために?という目標、納得感がベースにあってはじめてエンジンがかかります。
さらに、同じ実行するなら、ありきたりな方法では満足できないところもあります。
どんな付加価値をつけることができるか、平凡な結果を一味違う、これまでにない最上の結果にするために、何が必要か、企画するときに常に考える点です。

一方で本を読むことをはじめ、学習することが好きです。
それも専門知識を身につけることが好きなのではなく、今まで経験したことのないプロジェクトを成功させるために必要な知識を次々と身につけていくプロセスが好きなのです。

ここまでだと、積極的なブルドーザーのようなタイプが浮かんできます…;。
そういう側面があることは否定できないのですが^^;
一人の時間がなにより大切という「内省的」なところもあわせもちます。

このあたり、第三者には見えにくいところだと思いますが、判定にはっきり出るところが面白いです。

最後のコミュニケーションは、自称(?)「野望の伝道師」キャラですね、きっと^^;
誰かに何かを伝え、そこからアクションを起こすきっかけを提供すること、ついつい、無意識にやっています。

伝えることで、対象となる人が次のプロセスを生むきっかけを作っていくことが好きなのです。

さて、ここまで読んでくださった方は
自分を知ってみたいというわくわく感を感じる方もいらっしゃると思います。

本はもしかしたら付録のようなものかもしれません。
メインはサイトにアクセスし、自分のタイプをチェックすること。

まず自分を知り、その強みを活かし、逆に、向いていないことには無理をしない。
仕事をするうえで、またチームを組む上で、知っておくと参考になる内容の本です。

CBは内需!

2009.02.10 Tue

先日の多摩CBシンポジウムの分科会1「シニアと職」のパネルディスカッションの中で「CBは内需」という話題が出たそうです。

高度経済成長の時代には、市場を国外に求め、輸出産業が日本経済を支えてきました。
ある意味、内需ということは二の次のような部分もあったと思います。

CBは社会貢献性のあるビジネスのうち、とくに「地域」密着のものをいいます。
事業者も、その消費者も「地域」住民です。

長く、外需を意識して発展してきた経済の歴史でしたが、昨年秋からの急激な外需産業の悪化を受けて、あらためて内需産業が見直され、その流れの中で、CBへの注目・期待も高まっていると感じています。

そんな折に、興味深い結果が発表されました。

新光総研の発表によると、世界的な不況といわれるなかでも、東証1部上場の2009年3月期決算企業の中で、経常利益が過去最高になると予想した企業は71社で、全体の約9%だったということです。

業種としては、輸出に依存しない内需関連企業が中心で、特に「独自性」「圧倒的なシェア」「低価格」などの事業戦略を前面に出した企業が目立つという結果が出ています。
具体的にはカカクコム、ぐるなび、オリエンタルランド、丸亀製麺など。

こんな時代だからこそ、CBにとってはチャンスであると同時に、その独自性と価格などの質が問われるときだと思います。
地域ニーズを敏感に感じ、独自性を打ち出して事業を展開するとき、普通にまちに暮らす、その生活者の視点がニーズをつかむ強みとなり、ビジネスの成功にもつながります。

特別なビジネスの専門家ではなくても、地域というよりニッチな内需の中で、ビジネスで勝負できる時代。
普通の人にとってのチャンスです。